2022年1月20日から放送の「となりのチカラ」。
第1話放送から話題に上がっている「心の声」とは、主人公の中越チカラが怒るときだけに出てくる、中越チカラの心の声(松本潤さんの約10秒間のナレーション)のことで、連続して観て行くと、毎話そのシーンを楽しみにしてしまうことに気がつきます。
この記事ではとなりのチカラ「心の声」が見どころの理由とその他の見どころについてお伝えしていきます。
「心の声」が見どころの理由
「となりのチカラ」を見て行くと通常は猫がナレーション(声:田中哲司さん)をしているという設定で進んでいきます。
しかし、突如、中越チカラが怒りに身を任せてPCを叩きながら愚痴を言うことがあります。
そのシーンだけ、中越チカラの心の声(松本潤さんのナレーション)を聞くことができるのです。
その時間、わずか10秒ほど!(笑)
でも、このシーンのために見てもいいのではないかぐらいな勢いで面白いです。まずは1話から見ていきましょう。
1話は「バカバカバーーーーカ!」

中越チカラは、いつもは中腰で、悩んで、戸惑って、でも人のチカラになりたくて、、、な優しい優しい主人公なのですが、たま〜〜に怒りで頭に血が登ってしまいます。
そんなときは決まってPCにタイピングをしながらナレーションが「中越チカラの心の声=松本潤さんの声」になります。
第1話は、お隣の木次家から、”しつこい”とストーカー扱いされて中越チカラが怒った時です。






はあ?ストーカー?
こっちはあんたたちのことを思って・・・・
それなのに何だよ?
バカバカバーーーーカ!
おまえらなんか豆腐の角に頭ぶつけて・・・
第1話を観た方ならわかると思いますが、松本潤さんのとんがり口の「バカバカバーーーーカ!」はめちゃくちゃレアですよね(笑)
それに、「豆腐の角に頭をぶつけて」のくだりは、チカラの優しい人柄が現れていて好きです。(笑)
2話は「どいつもこいつも勝手にしやがれ」




2話のチカラの「心の声」シーンは、娘の愛理と妻のアカリに対しての怒り。弱点を指摘されて怒ってしまった中越チカラがタイピングをしながら怒っています。






「自分から逃げてるだけ」って、そんな言い方する必要ねえだろ、愛理。
アカリ、お前も注意しながら半笑いしてたよな?
それって自分もそう思ってるってことだよな?
あ〜、そう、わかったよ、どいつもこいつも勝手にしやがれ|
この時だけ、ナレーション(心の声)が松本潤さん。この「特別感」が、毎話でいつ出るのか待ち遠しくなっている自分がいます。(笑)
猫のナレーション(声:田中哲司さん)も、もちろん落ち着いていて小説を読んでいるような雰囲気で素敵ですが、このレアな中越チカラの「心の声」のシーンが、「となりのチカラ」の見どころの一つと言っても過言ではありません。
他の見どころは現代社会のストーリー
ドラマ「となりのチカラ」は、現代のマンションの隣人のことを知らないというテーマを元に、中越チカラがお節介を焼きながら隣人の問題を解決しようとする物語。
隣人が問題だらけでちょっと現実的ではないのですが、あくまでこれはドラマ。現代社会の本当は目を背けたい側面をぎゅっと”隣人”に詰めた、そんなストーリーと脚本が視聴者の共感を得て涙を誘います。
第2話で涙腺が崩壊




例えば、第1話では児童虐待についてだったし、第2話は家族の認知症とヤングケアラー、震災で大切な人を失った家族の立場に加え、親の病死、親の自殺など、普通では目を塞ぎたくなるようなストーリーを「中越チカラという柔らかいキャラクター」を通じて訴えかけてくれています。
私は中越チカラのバックグラウンドを知った第2話の途中で涙腺が崩壊してしまい、今でも私のこころに残っている傷跡のようなものがどこかで自分を苦しめているんだな、と気がつくことができて、「となりのチカラ」を観てよかったな〜と感じました。
私たちの身近な問題や避けたくなるような重く苦しい事実を「となりのチカラ」の主人公「中越チカラ(松本潤さん)」を通じて、視聴者に問いかけてくれる、そんなストーリー性も見どころの一つだと言えます。
テーマが暗いからこそ明るい主人公




「となりのチカラ」を見ていると、わりとクスっと笑えるようなシーンも多く見られますし、主人公の中越チカラ(松本潤さん)は決断力はないし失敗もするけど、人に対して尽くす、優しくて明るいキャラクターの設定をされています。また、猫やカフェの感じもほっこりしていて全体的に柔らかい雰囲気になっています。
その一方で、隣人たちの「暗い問題」、いわゆる、現代社会に潜んでいる「闇の部分」のテーマが毎回出てきます。
例えば、先ほど挙げたように、虐待や家族の認知症がテーマだとしたら、どうしても暗いドラマになってしまうでしょう。そんな暗いテーマを、中越チカラという明るい主人公や猫のナレーションで中和して、より見やすく、より共感できるようにしてくれているのが「となりのチカラ」なのでしょう。
この明るさと、暗いテーマの対比もこの「となりのチカラ」の見どころの一つと言ってもいいでしょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
となりのチカラ「心の声」が見どころの理由のまとめです。
・中越チカラが怒った時だけ「心の声」のナレーションが松本潤さんになる。
・共感できる方は、第2話で涙腺が崩壊する
・テーマが暗いからこそ、明るい主人公で親しみやすくしている。
みなさんもぜひ中越チカラ「心の声」のシーンに注目して、猫のナレーションとの対比を感じてみてください!
これからも「となりのチカラ」に目が離せません!











